初めてn8nに触れる人向け!簡単ワークフロー「Gmailにメールを送ってみよう」

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satou
update 2022/6/21

今回はn8nに触れて間もない方向けに「Gmail宛にメールを送信する」というワークフローを作成します。
とても簡単なフローなので、実際に動かしてみてn8nでどんなことができるか体験しながら基本的な操作も覚えていきましょう!

完成図

今回作るワークフローはこのような感じになります。 n8nで作成した自分のgmailにメール送信するワークフロー

Gmailノード
・Gmailの取得、作成、削除など様々な操作が出来ます。
公式の説明はこちら(英語)

覚えられること

  • n8nの手動実行でワークフローが動かせるようになる
  • 指定したGmail宛にメールを送信出来るようになる

ワークフロー作成

n8nデスクトップアプリを立ち上げて作業を進めていって下さい。

Step1. 新規ワークフロー作成画面を開く

左側のメニューの「WorkFlow」->「New」をクリック。 n8nアプリのワークフローの詳細メニュー

作成画面を開くとStartノードがある状態の作成画面が表示されます。 n8nでワークフロー作成を選択した時の初期表示

Step2. ノード追加画面を表示する

Startノードの右の+ボタンを押してノードの新規追加を行います。 n8nのスタートノード

Step3. Gmailノードを追加する

検索に「gmail」と入力し、検索結果にあるGmailノードを選択します。 n8nの新規ワークフロー追加画面でgmailで検索した結果

Step4. Credentialsの作成画面を開く

ノードが追加されるとGmailノードの設定画面が開かれます。 n8nの新規ワークフロー追加画面でemailで検索した結果

認証の種類を選択

「Authentication」の選択を「OAuth2」にして下さい。 n8nのGmailノードのパラメータ設定画面

新規認証を作成

「Credential for Gmail OAuth2 API」の入力欄をクリックし「Create New」を選択して認証情報を入力します。
n8nのGmailノードのパラメータ設定画面
Credentialsの作成画面が開きました。 n8nのGmail accountの設定画面

Step5. Credentialsを設定する

Gmailの認証について

Gmailの認証のためにはGoogleCloudPlatformというサービスの設定をしないといけません。 GoogleCloudPlatformの設定に関する記事をご参考下さい。


「ClientID」と「ClientSecret」にGoogleCloudPlatformのOAuth 2.0 クライアント IDの情報を設定してください。 n8nのGmailノード、GmailアカウントでClient IDとClient Secretを設定した状態

Step6. OAuth 同意画面を表示する

「ClientID」と「ClientSecret」を設定すると「Sign in with Google」というボタンが表示されるので、クリックして認証を行います。 n8nのGmailノード、GmailアカウントでClient IDとClient Secretを設定した状態

Step7. アカウントの選択をする

今回使用するGmailのアカウントを選択します。 n8nのSign in with Googleから認証画面にアクセスしたアカウント選択画面

Step8. アプリへのアクセスを許可する

「続行」をクリックします。 n8nのSign in with Googleから認証画面にアクセスしアプリの確認が取れなかった時の画面

Step9. Gmailのアクセス権を選択する

「gmailのすべてのメールの閲覧、作成、送信、完全な削除です」にチェックをつけて「続行」をクリック。 n8nのSign in with Googleから認証画面にアクセスしアプリのアクセス許可選択画面

Step10. 接続成功画面の表示

この画面が表示されたら接続成功です。 n8nのSign in with Googleから認証画面で認証成功画面

Step11. メールの内容を設定する

n8nの画面に戻って宛先や送る内容などを設定します。

  • Resource:Message
  • Operation:Send
  • Subject:メールタイトルを入れます。
  • Message:メール本文を入れます。
  • ToEmail:(Add To Emailをクリックして)GoogleCloudPlatformにログインしているGmailアドレス


n8nのGmailノードパラメータ設定画面
n8nのGmailノードパラメータ設定画面

Step12. テストメール送信を実行する

右上にある[Execute Node]ボタンをクリックして実行してみると右下に「Workflow executed successfully」が表示され送信が成功し、送信結果が1件表示されます。

n8nのGmailノードで送信成功時の結果画面

Step13. フローを実行する

Gmailノードを「×」ボタンで閉じます。 n8nのGmailノードで送信成功時の結果画面
「Execute Workflow」ボタンをクリックしてワークフローを実行します。 n8nで作成したgmail送信ワークフロー

Step14. フローの実行結果を確認する

「Execute Workflow」ボタンで実行が正常に完了するとこのような状態になります。
Startノードが実行され、次にGmailノードが実行されています。 n8nで作成したgmail送信ワークフローを実行し実行が成功した状態

Step15. 受信メールで正しく送信されていることを確認する

Gmailの受信トレイを確認し、送信した内容が届いていることが確認できます。

※Gmailノード作成時にも「ExecuteNode」ボタンで実行したので2通届いていると思います。 n8nから送信されたメールをgmailの受信トレーで確認

Step16. 完成したワークフローを保存する

右上にある[Save]ボタンをクリックして作成したワークフローを保存して完了です。 n8nのワークフローを保存するsaveボタン

最後に

いかがだったでしょうか?

Gmailは無料で利用できるので使っている人も多いと思います。

送信以外にも色々と操作できるので試してみて下さい。


Gmail以外にもスプレッドシートやgoogleカレンダーなど色々なgoogleのサービスがn8nでは扱えるので、そちらも興味ある方がいれば解説したいと思います。

連携したいことやこんな風に使えれば便利なのに、というご意見があれば記事にしていこうと思っていますのでご意見等あれば教えてください。

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