n8nって何?初めて聞く人向けに概要や特徴を解説します
それではローコードツールであるn8nについて解説していきます。
n8nとは
n8n(エヌエイトエヌ)は無料で使えるオープンソースのワークフロー自動化ツールです。
よくIFTTTやZapierと比較されます。
公式サイトには要約すると
と表現されています。
n8n
With n8n everyone can have their own free node-based workflow automation tool. n8n is self-hostable, so the data stays with you. It can be easily extended and so also used with in-house tools and allows to automate complex tasks.
ほぼノーコードで自動化ができる
n8nでワークフローを作ることで、それぞれのWebサービスやツールで行っていた作業を連動した自動化の仕組みに変えることができます。
プログラミングをほとんどすることなく、ルーティンの業務を自動化することができます。
対応しているWebサービスの200以上!
無料でありながら200以上のWebサービスに対応しているので様々な業務や作業で活かせます。
↓対応サービスはここから検索できます
https://n8n.io/integrations
n8nで実現できること
様々なWebサービス・ツールを組み合わせることが可能なので、実現できることはほぼ無限にありますが、例としてこんなことが実現できます。
- 特定のタイトルのメールが届いたらSlackに通知する
- Google Driveのファイルが更新されたらLINEに通知する
- 自社に関するTwitterの投稿をチェックする
- 営業のメールから売上を抽出し、スプレッドシートに転記する
- 会議参加者のGoogle Calendarに予定を入れる
そもそもワークフローってなに?
ワークフローとはワーク(仕事)とフロー(流れ)から読み取れるように「仕事の流れ(作業の流れ)」を示す言葉です。
例えば、 下記のような「仕事」を例に考えると
朝、メールを確認し、
お客様からのクレームのメールがあった場合、
対応状況のExcelに転記する
この1.~5.の仕事の流れをワークフローと言います。
- 朝出勤後にメールが届いているか確認する
- タイトルに『クレーム』が含まれているメールを探す
- (メールがあった場合のみ)対応状況のExcelを開く
- メールの内容を転記する
- Excelを保存して閉じる
n8nでのワークフローとは
n8nで作成するワークフローも基本的にはこのワークフローと同じものを作成します。
n8nでは、一つ一つの作業を「ノード」という単位で呼びます。
このノード(作業)を組み合わせてワークフローを作ります。
下図は実際の作成画面例です。
3つの実行方法について
n8nでは様々な環境やニーズに対応するため、デスクトップ版、クラウド版、セルフホスト版の3つの実行方法が用意されています。
おすすめはデスクトップ版です。
下記に実行方法ごとの特徴を記載します。
「デスクトップ版」
・ 無料で利用したい
・ 大事なデータを外部に送信したり保存したくない
・ インストールしたPCが故障した場合n8nも動かなくなる
「クラウド版」
・ 有料。3プランから選べる
・ インストールやアップデートなどの煩わしい作業が不要
・ 安定した稼働率。記事作成時点は99.959%(直近90日間)
↓稼働状況はここからいつでも確認できる。
https://status.n8n.cloud/
「セルフホスト版」
・ 自分に合った開発環境で自由に利用したい
※「セルフホスト版」は高度なプログラミングの知識が必要!
クラウド版は有料ですが30日間のお試し期間があります。
お試し終了後も自動課金ではないので気がついたら料金が発生しているという心配もありません。
n8n.Cloudの料金についてに関しては別記事がありますのでそちらをご参考ください。
さいごに
n8nについて説明しました。
n8nはワークフロー自動化ツールでは唯一の無料でオープンなツールです。
様々な実行方法もあり、設定した情報も全てエクスポートできます。
デスクトップ版のダウンロードから起動までの記事もありますのでぜひ見ながらお試し頂ければと思います。
あなたのデジタル化も
掲載しませんか?